【第十二話】3度目の手術と面会禁止の壁。病室からかかってきたパニックの電話
面会が一切禁止されていたコロナ禍の2021年。人工骨を入れる3度目の手術から4日目の朝、夫から「血だらけやねん」「ここがどこか分からない」とパニックの電話が。密室の病室で何が起きたのか。そして急遽決まった「外泊」がもたらした、とんでもない事態の始まりの記録。
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夫のくも膜下出血と高次脳機能障害。突然変わってしまった生活の中で見つけた、小さな希望と共に生きる介護の記録です。
面会が一切禁止されていたコロナ禍の2021年。人工骨を入れる3度目の手術から4日目の朝、夫から「血だらけやねん」「ここがどこか分からない」とパニックの電話が。密室の病室で何が起きたのか。そして急遽決まった「外泊」がもたらした、とんでもない事態の始まりの記録。
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驚異的な回復で職場復帰を果たしたのも束の間。退院から3ヶ月後、感染症(皮下膿瘍)により再び開頭し、頭蓋骨を外すことに。頭蓋骨がないまま過ごした緊張の8ヶ月間と、人工骨を入れる3回目の手術。しかし、ようやく終わると思ったその入院中に、決定的な「違和感」が待ち受けていました。
【第十一話】退院から3ヶ月後の異変。頭蓋骨を外して過ごした8ヶ月間 投稿を読む »
手術から11日目、無事に頭のドレーンが外れ安堵したのも束の間。激しい頭痛に苛立つ夫から出た「死んだ方がマシや」の言葉に、看病で張り詰めていた私の糸が切れ、病室で衝突してしまった日のこと。そして入院からわずか16日での、早すぎた一度目の退院の記録。
【第十話】ドレーンが外れた日の安堵と、病室での激しい衝突。そして一度目の退院へ 投稿を読む »
リハビリが進み、少しずつできることが増えていった一般病棟での日々。2020年2月、子どもたちと3人でテレビを見る夫の後ろ姿に「日常が戻る」と安堵した日のこと。退院を目前に控えた、束の間の穏やかな時間の記録です。
【第九話】病室で見つめた3人の後ろ姿と、すっぽり抜け落ちた夫の記憶 投稿を読む »
ICUを出てホッとしたのも束の間、一般病棟で待っていたのは「水頭症の不安」「両手拘束」「激しい頭痛」という3つの壁でした。管を気にしながら痛みに耐え、それでも少しずつリハビリを進めてドレーンが外れるまでの日々の記録。
【第八話】一般病棟への移動と、立ちはだかった「3つの壁」 投稿を読む »
手術翌日、面会に行くと夫は「タバコちょうだい」と言いました。「術後せん妄」に戸惑いながらも、ICUでの一進一退の回復を祈り続けた日々。当時の日記に残っていた、術後4日目の「結婚記念日」の約束。
【第七話】術後せん妄の戸惑いと、 ICUで交わした「結婚記念日」の約束 投稿を読む »
8時間に及ぶ大手術を終えた汗だくの医師からの、思いがけない一言。たくさんの管に繋がれたICUのベッドで、目を覚ました夫が私の名前を呼んでくれた日。張り詰めた緊張と安堵の涙が交差する、術後の記録です。
【第六話】汗だくの医師からの言葉と、ICUで名前を呼んでくれた日 投稿を読む »
「3分の1が亡くなり、3分の1が後遺症を残し、3分の1が社会復帰できる」。医師から告げられた残酷な確率。予定の4時間を過ぎても終わらない手術。家族でただ息を殺して待つしかなかった、人生で最も長い一日の記録です。
【第五話】手術室の前で待つ時間と、3分の1の確率 投稿を読む »
夫が運ばれた検査室の扉の前。時計の秒針の音だけが響く中、医師から告げられたのは「くも膜下出血です」という言葉でした。テレビで見ていたイメージとは違い、さっきまで話せていた夫の姿と病名がどうしても結びつかなかったあの夜の記録。
【第四話】病院での検査と、医師から告げられた言葉 投稿を読む »
遠くから聞こえたサイレンの音に、少しだけ安心したあの夜。思っていたよりも狭い救急車の中で、冷たくなった夫の手をさすりながら、ただ「大丈夫」と祈り続けた密室での記憶。
「なんか体が変」。突然の夫からの電話。脱衣所でのくしゃみ、青白い顔、ボソボソとした声。日常の中に潜んでいた「違和感」が、私たちの人生を大きく変えた瞬間の記録です。
2020年2月、不思議なくらい「普通の日」でした。長女の成人式からわずか1ヶ月後、夫がくも膜下出血で倒れました。突然日常に真っ暗な穴が開いた、長く続く道の始まりの記録です。