
暦の上では秋を迎えましたが、まだまだ息苦しいほどの暑さが続いていますね。
残暑お見舞い申し上げます🌻
皆さん、体調など崩されていませんか?
こまめに水分をとって、どうか無理だけはなさらないでくださいね。
……私がこんなふうに強くお伝えするのには、実はとても大きな理由があります。
今日は、『熱中症』の、あまり知られていない恐ろしい真実についてお話ししようと思います。
■ 「水分補給をすれば大丈夫」という大きな誤解
毎年のように、『観測史上最高気温』が更新される日本の夏。
テレビのニュースでは連日、熱中症への注意喚起が繰り返されていますが、私自身、以前は**「こまめに水分補給をすれば大丈夫だろう」**という程度の認識しかありませんでした。
でも、その考えは、ある日を境に大きく変わりました。
私の夫が、真夏に炎天下を歩いたことでてんかん発作を起こし、**〈重度の熱中症〉**で救急搬送されたからです。
(※過去の連載を読んでくださっている方はご存知かもしれませんが、あの時は全身麻酔や人工呼吸器による治療が必要なほど、重篤な状態でした)
あの恐ろしい出来事をきっかけに、熱中症について改めて詳しく調べてみると、そこには驚くことばかりが書かれていました。
熱中症は、決して単なる脱水症状ではありません。
重症化すると、脳細胞や神経に『元に戻らない(不可逆的な)』ダメージを与え、深刻な後遺症が残ることがあるそうです。
■ 熱中症で「高次脳機能障害」になるという事実
特に、一番危険な『Ⅲ度熱中症』では、中枢神経系への障害が問題となります。
その代表的なものが、私が直面している**『高次脳機能障害』**です。
記憶力や注意力の低下、判断力の低下、感情のコントロールが難しくなるなど。
交通事故や脳卒中の後遺症として知られるこれらの症状が、実は『熱中症』でも起こることがあるのです。
全国調査でも、中枢神経系の後遺症の中で最も多いのが高次脳機能障害だと報告されています。
なぜ、そんなことが起きるのか。
それは、**〈脳は熱にとても弱い臓器だから〉**です。
■ 脳は熱に弱い。「ゆで卵は生卵に戻らない」のと同じ
専門の資料によると、体温が40.5℃を超えるような異常な状態では、脳を構成する脂質やタンパク質が損傷を受け、数分から十数分という短い時間で、元に戻らない変化が起こる可能性があるとされています。
よく、**『生卵をゆで卵にすると、もう生卵には戻らない』**という例えが使われます。
それと全く同じように、熱によって一度白く固まって損傷してしまった脳の組織は、二度と完全には元に戻らないことがあるのです。
私は、交通事故や脳卒中だけでなく、身近な熱中症でも『高次脳機能障害』になる危険性があることを知り、とても大きな衝撃を受けました。
夫はもともと、くも膜下出血による高次脳機能障害を抱えています。
だからこそ、**「少しくらい暑くても大丈夫だろう」**という油断がどれほど危険なものなのかを、私は痛いほど実感しています。
■ 命と「これからの人生」を守るために
今年も、容赦ない猛暑が続いています。
熱中症を防ぐために大切なのは、
- 暑さを避ける(無理な外出を控える、エアコンを適切に使う)
- こまめに水分と塩分を補給する
- 適切に体を冷やす(首元や脇の下など、太い血管を冷やす)
この基本を、徹底することです。
**自分は大丈夫**と過信せず、大切な家族の命、そして『脳(これからの人生)』を守るために。
しっかりと熱中症対策を心がけて、この異常な暑い夏を元気に乗り切っていきましょうね🌞
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