
前回で、くも膜下出血から高次脳機能障害、そして何度も繰り返したてんかん発作までの闘病連載は、ひと区切りとなりました。
これからは約束通り、少し肩の力を抜いて、『今の私たちの日常』を綴っていこうと思います。
そんな私たちの今の暮らしの中で、絶対に欠かせない存在がいます。
我が家の愛猫、『チミー』です。
■ 「もう動物は飼わない」と決めていたのに
チミーが我が家にやってきたのは、今から3年前のことでした。
きっかけは、職場の人からの一本の連絡でした。
「保護した子猫が5匹いるんだけど、そのうち2匹だけ、どうしても里親さんが見つからない。」
その言葉を聞いて少し迷いましたが、一度、会ってみようと思いました。
実はその1年ほど前に、長年一緒に暮らしていた愛犬を見送ったばかりでした。
ぽっかりと穴の開いたような寂しさはありましたが、別れの辛さを思うと、**もう動物は飼わない**と心に決めていました。
ところが。
その子を見た瞬間、その固い決意はあっさりと覆されます。
私が中学生の頃、道端で拾って家族になった猫に、あまりにもよく似ていたのです。
キジトラ柄の、男の子。
その子は『鍵しっぽ(しっぽの先が曲がっている、または短いこと)』でした。
目の前にいた子猫も、しっぽがほとんどないキジトラの男の子。
**あぁ、また会えた**
そんな、不思議な気持ちになりました。
偶然なのか、それとも運命なのか。
気づけば、その日のうちに家族として迎えることを決めていました(笑)。
急ピッチで環境を整えて2週間後、息子の運転でついにお迎えに。
車の中で、キャリーケースを優しく抱きしめました。
不安そうに鳴くチミーのぬくもりを、いまでも鮮明に覚えています。
こんなに小さくて尊い命。
身が引き締まる思いでした。
こうして、我が家に新しい家族が増えました。
■ 夫が倒れた夜、私を救ってくれたもの
でも、その平穏で幸せなだけの時間は、長くは続きませんでした。
チミーを迎えて、わずか3ヶ月後。
夫は、『6回目』のてんかん発作を起こしました。
(※自宅で倒れ、スマホも触らずずっと窓の外を見ていた、あの不気味な入院の時のことです)
救急搬送、そして入院。
また始まる、不安で押しつぶされそうな毎日。
子どもたちはすでに独立していたので、家にいるのは私とチミーだけでした。
(隣の離れには義母が住んでいますが)
夫のいない静まり返った家で、一人で過ごす夜。
それは、想像以上に心細く、暗闇に飲み込まれそうになる時間でした。
そんな時、いつも私のそばにいてくれたのが、チミーでした。
何も話さなくてもいい。
ただ隣で、小さく丸くなって眠っている。
不安な夜は、そっと私の体にぬくもりを寄せてくる。
その穏やかな体温と、スースーという寝息を感じるだけで、不思議と心が落ち着きました。
猫には、人を慰めようとか、励まそうなんて気持ちはないのかもしれません。
でも、チミーがいつもと変わらずそこで『ただ生きてくれている(いつも通りでいてくれる)』という事実が、どれほど私の救いになったか分かりません。
チミーは、私たち家族にとって、本当にかけがえのない存在です。
これから先、このブログには度々、チミーも登場します。
どうぞ、よろしくお願いいたします🐈
【お知らせ】これからの更新は毎週日曜日になります🍃
休日のホッと一息つく時間に、のんびりとCHIM ROOMに遊びに来てくださいね~☕️
